MM総研(東京都・港区、所長・中島洋)は3月1日、2016年暦年(1月~12月)の国内パソコン出荷実績を調査、結果を発表した。それによると、国内パソコン市場の総出荷台数は前年比0.8%減の1,008.5万台、出荷金額は前年比0.3%減の8,714億円となった。
引用元:https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=229
パソコンがスマホに奪われたと言われ、パソコンの販売台数が減少していますが、いまだに1000万台程が出荷されています。一部ではもうスマホで十分と言われていますが、果たしてそうなのか?
パソコンが操作できない!??
近年では大学を卒業して、パソコンができない人も普通にいるという状態。数年前には考えられなかったようなことが起きています。
会社に入れば、まずExcel・Wordなどでの資料作りは必須で、一応スマホでもできなくはないが、ほとんどがパソコンで作られている。写真の加工もSNSで、アプリで弄って、文字や装飾を付けるなどの特定の変化を付けることは簡単にできます。しかし些細な修正やトリミングや合成といったものは、Photshopなどの画像ソフトウェアでの処理が主流です。
またプログラミングやWebデザイナーなど、スマホメインでやっているという人はいる?っていうくらい、パソコンが主流だと思います。
スマホにシフトにしているのか?
いま使っているお手持ちのiPhone、Android、ほとんどがGoogleなどのWeb検索や申込み(レセプション)、SNSなどのスマホアプリで事が済んでいませんか?ほとんどが参照やクリックのみで、作りこむということは少ないと思います。
おっと、SNS用に写真アプリで色々装飾する程度はありますが、これを除けばほぼサービスの受け手、消費する側の作業しかないと思われます。
つまり逆に言うと、創作や利益を生むということは、依然パソコンからというのが主流だと考えれます。
YouTuberだってパソコン操作できなきゃいけないでしょ
たとえば最近はやりのYouTuberは、ただビデオを撮るだけだけではなく、その後の編集が必要です。切った張った以外に音響効果や映像効果など、パソコンがあれば、マウス操作でかなり楽に編集ができます。(エンコードの時間はスペックによりけりですがね、、、)
他では、スマホのアプリ開発やブログなどのWebメディアでは、パソコンでマウスやキーボードでの操作の方が、まだまだ作業が早いのです。
パソコンは思っているより安くなっている
一時期は20万や30万と、パソコンは高いというイメージが持たれていましたが、驚くことに、今ではパソコンは安い部類になっています。もちろん高いスペックのパソコンはそれなりに高いですが。
ためしに人気のあるスマホといえばiPhone。最新のiPhone7(32G)をAppleストアで求めると78,624円です。ところがこのお値段であれば、割といいパソコンが買えてしまいます。安いパソコンであれば4万円前後で購入することが可能です。たとえば有名どころのDell では、数量限定在庫一掃モデル を見ると、4~5万台からある感じです。
国内メーカーの富士通ショッピングサイトWEB MART で見ても6~7万台からと、ひと頃と比べれば、安くなっています。
クリエータなど提供する側に立ちたいのであれば、まだまだパソコンは必須
高い高いと思っていたパソコンも、スマホより安いケースがあります。
もちろん新品で比べれば、格安スマホと呼ばれる2万前後のスマートフォンに比べれば値段は高くなります。ところが3~4年前のスペックの中古パソコンまで見てみると、同じ値段帯になり、ひどく高いということはありません。
まだ昔の20万や30万もしたころのパソコンのイメージでいると、時代を遅れてしまいます。
パソコンスキルイコール学力?
また実際に仕事でスマホやタブレット端末で行うには不十分で、複雑かつ複数の仕事をこなすのには、まだまだパソコンなしで済むとは考えられません。
最近では、日本の若者のパソコン離れというのは、他の諸外国に比べて特に進んでいると言われ、学力とリンクしている模様です。(海外ではまだまだパソコンの利用は多い)
学力が低いとタイピングもできない傾向があるようですので、パソコン使えるイコール学力というのが定番になりつつなりそうです。