給与が伸び悩みと言われて久しい中、ファーウェイが新卒月給40万、コストコがアルバイトの時給1200円スタートの最高1800円という待遇で募集をしていることに波紋を呼んでいる。
中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の日本での初任給が40万円以上だと話題になっている。
リクナビ2018に掲載されたファーウェイ・ジャパンの求人広告によると、募集職種は「通信ネットワークエンジニア」「端末テストエンジニア」「端末アフターサービスエンジニア」「研究職・アルゴリズムエンジニア」の4つ。月給は学士卒で40万1000円、修士卒で43万円に設定されている。年に1回以上は賞与があるというから、賞与が月給2か月分だとすると年収は初年度から560万円以上になる。
「有給消化50%以上」「完全土日祝休み」ともあり、きちんと休むこともできるようだ。もちろん各種社会保険も完備されており、退職金制度も整っている。
アメリカ発祥の会員制倉庫型量販店「コストコ」が、アルバイト従業員を全国一律時給1200円以上で募集しており、その好待遇が話題を呼んでいる。近年コストコは地方への出店を進めており、一部地域ではコストコの時給は、地域の最低賃金と500円以上も差がついている。コストコはなぜ、全国一律で高水準賃金のアルバイト募集を行っているのだろうか。
「コストコ」は、アメリカ・カリフォルニア州から発祥した会員制量販店だ。年会費を払うことにより、商品を格安で購入できることが人気で、世界9カ国697店舗まで拡大した。日本には1999年に初出店し、昨年までに24店舗まで拡大した。特に近年は地方への出店が著しく、2015年は山形県上山市、石川県野々市市、富山県射水市、岐阜県羽島市に進出した。今年4月には、宮城県富谷町で新店舗がオープンする。
コストコは、アルバイトの募集条件をホームページで公開しており、全国どの店舗でも募集条件は同一で、時給1200円から始まり、1000時間ごとに昇給し、最高1650円もしくは1800円になるという。THE PAGE https://thepage.jp/detail/20160131-00000003-wordleaf
今や給与後進国の日本
海外では人件費が上がっているのに、今まで日本の所得が伸び悩んでいて実感が薄かったのですが、外資が日本に進出してくると、こうなるのかとう感じです。日本は今や先進国の中でも低賃金水準と叫ばれていますからね。新卒初任給が21万前後にきれーに集中しているのが、何も考えてなく、他に併せておけば安心という、無能人事の象徴を示しています。
バブルが崩壊して20年以上たっても、景気が過去最高とニュースで言われても、給与の成長が20年止まっているんですから実感はないのは当たり前ですよね。
今まで外資といってもどちらかというとホワイトカラー向けというのが多い感じでしたが、ファーウェイのような工場進出による募集が出てきたことは、今後の求人戦略に波紋が及びそうです。
日本企業は最低賃金で時給1800円分の仕事を要求するような雰囲気でしたしね。バイト店長なんかいい例じゃないですか。最近では人手不足が叫ばれているときの好待遇の募集の出現。ちゃんと対価に見合う給与を出していれば、それなりに人が集まるのです。
ダメ経営者・管理職を追い出せ!
今まで馬鹿経営者や管理職でも、人件費は削ることで生きながらえてきました。だって誰でもできるお仕事ですから。本来なら売り上げ・利益アップでカバーするところが本来の経営側の仕事のはずなんですがね。リストラよりも、経営者・管理職に本当にそれだけの能力があるのかが問われているところ。方針や指示に従って仕事しているのに稼げないのは、彼らの責任ですよ。(当然ミスしていないのが前提ですが)無能は上から早く会社から去っていただきましょう。
派遣や請負などの人の横流しでピンハネした分を労働者に渡せば、それほどコストもかからずに給与アップできるし。知っていると思いますが、派遣や請負の時給は5千円以上は元請けから支払わられていますよ。(それ以下は多重受けか営業弱いんじゃない)
第三次大戦は経済戦争だと言われたことがありますが、外圧に屈しないと制度が変わらないのは重複しているように見えます。同じ過ちを経済活動でもしていて、今もさして変わらないような気がしてならないです。