プレミアムフライデーが失敗扱いになるのか？それでは仕事改革もできないことになってしまう

プレミアムフライデーがお寒い状況

2月24日、経済産業省や経団連の主導により、鳴り物入りで始まったプレミアムフライデー。月末金曜は15時の退社を促し、個人消費喚起を向上させるキャンペーンだ。当日夜のニュースでは、早く退社したビジネスパーソンたちが居酒屋で杯を交わす映像が流された。そしてプレミアムフライデー推進協議会事務局のHPを見れば、ロゴマーク使用申請企業・団体数が5000件を突破した報告や、各企業が実施するサービスが紹介され、順調な滑り出しを見せたようにも映る。(プレジデント)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170512-00022028-president-bus_all

単純に仕事量が減らなかっただけでしょ。

忙しいことをしていることが美徳扱いされてしまう日本においては、余暇の過ごし方は苦手な方。

中には動いていなとい死んでしまそうな人や、仕事が趣味みたいに振る舞う人もいるので、何か忙しそうにしていないとマイナス評価になることもマイナス要因でしょう。

時給の派遣やパートでは切実なのかもしれない

人件費削減のながれで中にいる人は正社員ではなく派遣やパート化と、時間給で働いている人にとっては、時短は迷惑なものかもしれません。正社員で採用されていれば、ほとんどが月給制を採用しているので、給与が減る心配はありません。

ところが派遣やパートで勤めいている人は、仕事の時間が減る＝給与減るという切実なもんだがあるわけです。これら派遣やパートの割合が多い現在では、給与が増えるのであれば問題なのですが、まずそういうことはないので、生活のためには消極的とも考えれます。

中には月曜日が良かったんじゃないの？とか言われてます。他には会社によっては週の中日である水曜日が定時退社推奨日とされているところを見かけます。

金曜日なのは、早めに退社できれば、夕方~夜の飲食需要だけではなく、交通機関で出かける旅行需要も見越しているので、金曜日以外はあまりどーでもいいのかもしれません。

近年では店舗を含むサービス業の割合も増えていて、土日休みでない場合は、どこでプレミアムフライデーをするのかという問題もあるのかもしれません。そういったことから、プレミアムフライデーよりも、まずは定時退社だろうという声も上がっています。

プレミアムフライデー協賛企業がないわけではないが日取りが悪い

プレミアムフライデーを実施した企業というのは約4%程と、数字だけを見るとかなりお寒い状況です。けれども、ロゴマーク使用申請企業・団体数が5000件を突破したり、プレミアムフライデーを見越したサービスなどが紹介され、必ずしも消極的ということではありません。

また実施した金曜日が月末の平日最終日に当たった日が続き、今年は日並びが良くないところで始めたのは痛いところです。2月は様子見の雰囲気がありましたが、次の3月は決算月最終日平日、4月はゴールデンウィーク休み開始前日。いずれも締め日に早く帰るとうのはキツイというのが正直なところ。

今月は月末最終平日ではありませんが、来月6月は30日が最終日。上四半期の最終金曜日なので、これまた早く帰るのにはきつーい日並びです。7月以降は、こういった事務処理や決算締めの平日最終日には当たりません。

７、８月はちょうど夏休みシーズンと重なって、ビールなどの消費が伸びるころ。この時期で盛り上がらなかったら、綺麗になくなってしまいそうです。

プレミアムフライデーというより仕事改革だと思う

正社員であっても、有給が取りにくい世の中では、休むという考え方は難しものなのか。会社で制定されている有給の制度は、1日単位か良くて半日単位。１~２時間単位で有給制度自体で取れるように社会の流れになれば、プレミアムフライデー以外でも休みやすい雰囲気が出てくるのではないかと考えられます。

あとは仕事内容の見直し。ただ量をこなすということより、時間内にどうすれば終わるのかを考える必要がないと、時短というのはできるものではありません。同じ仕事の仕方では、今まで同じで仕事が終わるわけがない。導入した企業では業務を見直しを行い、15時まで間に合わせるということをした会社もあるくらいです。

元々は定時退社促進や消費喚起として導入さてたプレミアムフライデー。早く帰ることに会社としては売り上げがきになるところですが、プレミアムフライデー参加企業の売上げ増は27%と、企業側に全くメリットがないというわけではないのです。

働き方改革とも呼ばれて久しいですが、会社の制度や仕組みを変えないと、時短やら定時退社などは全く持って意味がなく、なかなか効率化が進まない諸悪の根源ともみることができます。

そういうお前さんはどうなんだというと・・・

会社としては導入されていません。

ところがですね、4月以外は何かしら休んでいるような(笑)

休みに理解のある会社や上司で良かったと、今更ながら思います。